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初任給2025

初任給の意味を考えてみましょう

2025年3月に星槎道都大学(男女バスケットボール部)を旅立ち、社会人としての第一歩を踏み出したOB・OG1年目の皆さん、初任給おめでとうございます。「お金は会社が勝手にくれるわけじゃない。自分の労働で稼ぐんだ。」当時、東大卒業生として珍しいタイプの起業家になった有名なホリエモンさんがよく語るように、お金とは自分が生み出す価値の“結果”でしかありません。会社の売上があってこそ、そして皆さんが生み出す付加価値があってこそ、給与が振り込まれるわけです。


男子バスケットボールクラブ創部史上初の全国大会(全国新人インカレ初勝利)4年生時には社会人も含めた大会で優勝し、国スポ(成年男子)に選出を成し遂げた世代。何より星槎道都大学男子バスケットボール部に長きに渡り染みついた卒業時には入学時の半分以下の部員になるブラッククラブ文化(文武両道を誓いながら退部者が多い組織の構造的欠陥)を打破を成し遂げた世代です。 女子バスケットボールクラブ復活の第1期生で全て0から積み上げて新生ブレーブエルフィンズの土台を創り上げ、北海道リーグ3部からスタートし、3年目には北海道社会人チームも含めた大会で優勝し皇后杯出場を成し遂げた世代、結成時の大きな目標であった最短でのインカレ出場も創部3年目で資格を得て全国大学選手権の出場を果たす。最終学年となる4年目は出場した全国大学選手では北海道代表として貴重な勝利を成し遂げた世代です。

バスケットボールと同じ“仕組み”を意識

バスケで言えば、シュート一本決まるごとに点数が積み上がる。社会での仕事も同じように、“自分がいくら点数を積み上げられるか=どれだけ価値を創出できるか”が勝負のカギ。 また、収支バランスをバスケットボールに例えて考えてみましょう。企業の収支バランスはバスケットボールのゲームのように、オフェンス(収入を増やす)とディフェンス(支出を減らす)のバランスが重要です。 しかし、オフェンスもディフェンも「自分、自分、自分の考え方が大好きなバスケットマンのまま、社会人デビューするほど痛いことは無いでしょう。」

企業のオフェンス(収入を増やす役割)

  1. ポイントガード(経営戦略部門) - チーム全体の戦略を立て、ボールを配る役割。企業では市場動向を分析し、事業戦略の方向性を決定します。

  2. シューティングガード(営業部門) - 得点を決める役割。企業では新規顧客開拓や売上目標達成の中心的存在です。

  3. スモールフォワード(マーケティング部門) - 多様なスキルで得点にも守備にも貢献。企業ではブランド構築や顧客とのコミュニケーションを担当します。

  4. パワーフォワード(商品開発部門) - 内側でも外側でも得点できる役割。企業では競争力のある商品・サービスを開発します。

  5. センター(コア事業部門) - ゴール近くで得点とリバウンドを担当。企業の主力事業として安定した収益基盤を提供します。

企業のディフェンス(支出を抑える役割)

  1. リムプロテクター(財務部門) - ゴール近くの守備を担当。企業ではキャッシュフロー管理や無駄な支出の防止に努めます。

  2. ペリメーターディフェンダー(法務・コンプライアンス部門) - 外側の守備を担当。企業ではリスク管理や法的問題の予防に注力します。

  3. リバウンダー(調達・購買部門) - 相手の失点後のボールを確保。企業では効率的な調達で原価低減を実現します。

  4. スティール専門家(内部監査部門) - 相手からボールを奪取。企業では内部不正や非効率プロセスを発見し改善します。

  5. チームディフェンス(全社的コスト管理) - 全員で連携して守備。企業全体でコスト意識を共有し、経費削減に取り組みます。 指導者も選手も「自分、自分、自分」だけでは組織(チーム)として機能しません。

収支バランスの勝利方程式

バスケットボールでは、オフェンスとディフェンスの両方が強いチームが優勝します。同様に、企業も「収入を増やす」と「支出を抑える」の両方がバランス良く機能することで、持続的な利益を生み出せます。

チームプレイが重要なバスケットと同じく、企業においても部門間連携が不可欠です。例えば、商品開発(パワーフォワード)が革新的な製品を生み出しても、調達(リバウンダー)がコスト効率良く材料を確保できなければ、利益率は低下します。

また、バスケットボールでは試合の流れに応じて戦術を変えるように、企業も市場環境の変化に応じて「攻め」と「守り」のバランスを調整する必要があります。景気が良い時には積極的な投資(オフェンス)に重点を置き、不況時にはコスト削減(ディフェンス)を強化するといった対応が求められます。

成功する企業は、このオフェンスとディフェンスのバランスを適切に取りながら、持続的な成長と安定した収益を実現していきます。


“チームと社会に貢献”にフォーカス

皆さんが受け取る給料はただ黙っていても湧いてくるものではありません。会社がお客様に提供したサービスや商品がきっちり評価され、その対価としてお金が動く。その一部が給料となる。だからこそ「自分はどんな貢献ができているのか?」「どうすれば、より高い価値を生み出せるのか?」を自問自答してください。

この“貢献意識”はバスケでの試合における役割意識と同じ。自分の役割を理解した上で、チームが勝利するために何をすべきか考える。社会人になってもそこは変わりません。むしろ、どうすれば社会にとって大きな得点を叩き出せるか? ①問題点を考える癖をつける。 ②その問題点の解決方法考える癖をつける。 ③実施する。 と①~③を考えるようになると、仕事そして人生そのものが一気に面白くなります。


結果を最大化するための“自己成長サイクル”

  1. インプット

    • 生涯にわたり本を読み、研修、セミナーなどから知を高め、スキルを学び、人脈を築かれていかがでしょうか?

    • 生涯にわたり「とにかくやってみる」という実行力も大事。

  2. アウトプット

    • 生涯にわたり学んだことをビジネスや生活に落とし込み、即行動。

    • 生涯にわたり「学んだらやってみる→分析→改善」を高速で回す。

  3. 検証と改善

    • 生涯にわたり「無駄じゃない?」と常に疑問をもつ思考(言葉にする時は伝え方が重要、伝え方を間違えるとトラブルの元)。

    • 生涯にわたり「勝ち続けるための分析」と「次のアクション」へ落とし込む。(生成AI時代の今、AIアナリティクスを使い倒す)


生涯にわたり自分のキャリアパスを“攻め”続けてください。

皆さんがバスケを通じて磨いた、「最後まで諦めないメンタル」「仲間と協力し合うコミュニケーション能力」「瞬時の判断力」。これらは社会において強力な武器となります。バスケで鍛えた“攻めの姿勢”をビジネスや自分の人生でも発揮し、常に新しいゴールを目指してください。失敗を恐れずトライする気概こそが、これからの時代を生き抜く原動力となります。

(もし、教育カテゴリー時代のバスケットボール活動で、ミスを長時間にわたり徹底的に追求されたトラウマがありましたら、一旦忘れてください。)


最後に

初任給はあくまでもスタートライン。“ゴール”はもっと先にあります。皆さんのキャリアパスは、まだ始まったばかり。「より高い目標に向かって挑戦し、社会に貢献し、その結果として報酬を得る」というサイクルを回し続けてください。星槎道都大学バスケットボールクラブで培ったバスケットの経験をベースに、関わるすべての人との良好な“パス回し”を通じて、自分自身の価値を最大化していきましょう。


改めまして、初任給の日おめでとうございます。 これからの皆さんの“攻め”の人生を成し遂げる為に大いなるエールを送ります。

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